体外受精に踏みきれた理由とそこに至るまでのモヤモヤ
奥さん記事で、杉山産婦人科で体外受精に至った経緯を詳しくお伝えしていますが、、
私は、当初は体外受精までやらなくていい、という「体外受精否定派」だったんです。
この講習会を受けるまでは。
なんかこの体外受精のステマっぽい書き方になってますが、、(笑)違います。
なんで否定派だったかというとですね。体外受精っていうとこういうイメージを持っていました。
顕微鏡を覗きながら、卵子に針を刺して精子を強引に送り込む。というプロセスですね。よくテレビで体外受精のニュースが報道されるときに使われるイメージ画像ってこういうのですよね?
なんかこれはちょっと「神の領域」に近いことをやっているのでは、、、。という感覚だったんです。
この画像の通り、精子を1つ人間が選ぶ必要が出てきます。本来の受精のプロセスでは、何万という数がある精子の中で最初にたどり着いた精子のみが選ばれますが、この画像の場合、その1つを選ぶのが人間ということになります。
もし他の精子を選んでいれば、、、全く違う子供が生まれてくることもあり、そのあたりが「神の領域」と感じてしまうのかもしれません。
もちろんこれは人によって受け止め方が違いますので、私の場合はということです。
(この方法以外では妊娠が難しい方もいます。その方たちに対するネガティブな意見では全くありません。もしご気分を害された方がいたらごめんなさい)
ところが、全ての体外受精がこの方法なのか?というとそれは違います。
これは精子の運動量に問題があって、うまく卵子の表面の膜を突き破って内部に入れない場合などに用いられます。
精子の運動量に問題がない場合は、こうじゃ無いんですね。卵子の上に精子をかけるだけ。「ふりかけ方式」と呼ばれてるらしいです。
振りかけられた後の受精のプロセスは、比較的自然の受精プロセスに近いものかと思います。最初に卵子の膜を破り中に入ることができた精子と受精が完了します。
この説明をきいて、「あれ、思っていたのと違う、、」という思いに変わりました。これならいままで行ってきた人工授精の方法とあまり変わらないじゃん。と納得できたわけです。
体外受精=卵子に針をさす、という固定観念も持ってしまっていましたが、それは今までのテレビの報道のせいかも知れません。もちろん私自身の勉強不足が原因ですが、、。
いまの日本の妊活治療というのは1つずつステップを踏んでいく方法をとっています。
タイミング方がダメなら、人工授精、それもダメなら追加の検査をして、体外受精。とこのステップを踏んでいくだけで、数年かかります。
ところが、そもそも人工授精では何度もやってもダメ!というカップルもいるのに、大抵の場合このようなステップを取らせるのはただの時間の無駄?では無いでしょうか。
必要な検査を全て実施し、体外受精いがいの方法では難しい、ということがわかったら全部のステップを飛ばして、いきなり体外受精から、がベストなカップルもいます。そのほうが時間もお金も節約になると思うのですが、、。
病院によって受けることができる検査の内容も違います。奥さんが最初にいった病院では検査できなかった項目も、2つめの病院では受けることができました。最初の病院ではそもそもそんな検索項目があることすら知らされなかった検査です。
現在日本の医療で行うことができる検索項目が全部で、何種類あるのか?その検査のうち、その病院で実施可能はなのはどれとどれか?こういう情報を全て開示すべきではないでしょうか?
あと検査結果のフォーマットも全く違います。ある病院では、適当な紙に結果だけを鉛筆で走り書きしたもの。(別の人の結果とは混じらない?)別の病院では結果をその人の患者番号とともにプリントアウトして渡したもの。
健康診断より高い金額の検査結果を払うのに、この違いってなんなんでしょうか?いまどき手書きで結果渡すとかありえないですよね?引っ越しで転院とかなったら、どうするんですかね、転院先の医師も手書きの結果渡されても、困りますよね?
あと、おなじような検査、治療でも病院によって使用薬剤が異なると、同じような比較ができません。
つまり○○病院で検査Aをして問題なかったら、△△病院で、検査AがOKな時に実施した、治療Aをおこなってください、と依頼しても、検査Aがどういう薬剤等をつかって行ったのかわからなければ、治療Aはできないので、やり直しということになります。
国がガイドラインをつくってくれればいいと思うんですよね。病院毎にどの検査結果に対応できるのか明記すべし!検査結果のフォーマットはこのようにまとめるべし!と、少子高齢化問題に取り組んでる国会議員の皆さん聞いてますかー??