アラフォー男の不妊治療体験記

アラフォー男です。30代前半から妻と一緒に不妊治療を開始。5年後初の妊娠は流産。妻39歳で体外受精により第1子を出産しました。

奥さん記事 旦那記事 イロイロ

こんな不妊治療のアドバイスは役に立たない

流産のショックでしょうか、どうも最近やる気が起きません。

 

積極的な考えに切り替えるのはすぐには行かないみたいですね、、、。

 

あまり関係ありませんが、不妊治療について男性同士がどうんな話をしているかは、情報が少ないので、ちょっと紹介してみたいと思います。

 

男性同士の場合

不妊治療をしているという話を男性同士で話すと、中にはオレオレ体験談を話してくる人がかならずといっていいほどいます(笑)

どうやって妊娠出来たのか、とか話してくれるわけですが大抵の場合全く役に立ちません。

その人が、過去に人工授精や、体外受精を経験していれば別なのですが、そういう方はデリケートな問題であることをわかっているのであまり積極的に体験談を話したがらないのではないでしょうか。

逆に、多いのは単純なタイミング法のみで妊娠したというケース。

 

例えば、、、

 「排卵日の前後3日間、鬼のようにやりまくった。妊娠は気合だ」

 「仕事が忙しいから早朝に起きて超頑張った、、」

とか言う人ですね。

 

つまりただのタイミング法だけで妊娠できたよってことです。

 

ぶっちゃけそんなのは深刻な不妊治療ではありません。大体、卵管に癒着があったりして、精子を卵巣近くまで送り出すことができなければ、タイミング法のみではいくら頑張ってもダメなわけで、いろいろな理由から体外受精しか選択肢がない人もいるわけですよ。気合で妊娠できたら苦労はしません、、。

 

しかもこういうタイプの人は、自分はこの方法でうまくいったという成功体験があるので、こちらの深刻な話を聞く耳は持っていません。いちいち説明するのも手間ですし、この手の話は不妊治療中のカップルには全く役にたたないので聞き流しておきましょう。


意味不明な精神論

こちらは男性に限らず、女性からも言われることがあるのですが、意味不明な精神論や心がけの問題にする人たち。

 

 「妊娠を諦めたら、妊娠したカップルを知ってる。あなたも諦めれば妊娠する」

 「体外受精とかが失敗したらもっと落ち込まないとダメ。なんで平気なの?」

 「妊娠ができなくても明るく笑っているようじゃ無理。泣くくらいじゃないと」

 

とか、全くもって意味不明です、、。もしかしてバカですか?

 

軽い鬱状態になってないと、妊娠しないってことですかね、逆効果な気がしますが、、、。

 

NHKの番組で妊娠までの詳細なプロセスを取り上げた番組がありましたが、アレを見れば、いかに妊娠というプロセスが複雑で、精密な仕組みで成り立っているのかがわかります。

 

心構え一つでどうこうできるほど、簡単な仕組みではないわけです。

 

正直なところ、この方法でうまくいった、というような話はあまり役立たないのではないかと思います。

 

たまたまそのカップルだったからうまくいった、もしくは他の方法を使っても妊娠したかもしれないからです。

 

あるカップルで妊娠した方法が、他のカップルでも同じように役立つなんてことは、まったく根拠がありません。

 

しかもたった1組のカップルの成功談なんてほとんどなんの役にも立ちません。

 

逆に、いろいろな方法を試してもうまく行かなかった、という話の方が役に立ちます。

 

その人達の体験談を聞けば、妊娠ができない理由は様々に存在し、そのどれか1つが自分たちも同じように持っている可能性があって、そのせいで妊娠がうまくいかないことを理解できます。

 

こうした体験談を聞くことで、間違った不妊治療を長い間行ってしまうリスクも減らせますし、原因を調べるための他の検査を受けようという行動にもつながっていくからです。

 

不妊治療のアドバイス、聞くならうまくいった体験談ではなく、逆の体験談を探しましょう!